代表戦2試合
今回、キリンチャレンジカップでカメルーンとコートジボワールの2試合が行われたサッカー日本代表。
結果は、ご存知の通りカメルーン戦は0対0、コートジボワール戦は1対0と一勝一分と好成績を収めることに成功した。
では、この二試合の収穫と課題について観ていきたいと思います。
まずは収穫。
ひとつめは守備の安定感である。
冨安と吉田のセンターバックコンビは非常に安定していてチームに安心感をもたらしていたのではないかと思う。カメルーンもコートジボワールもアフリカ勢の中でかなり強く、身体的能力も優れているのでその中で無失点は評価してもいいと思う。
2つ目は攻撃陣のアピール
鈴木武蔵や鎌田大地や伊東純也はこの二試合を通じて良さをアピールしていたのではないか。
伊東純也はスピードを生かしてドリブル突破するシーンが多く持ち味を発揮していた。
鈴木武蔵はトップスピードで裏に抜けてチャンスを作り出そうとしていた。
鎌田大地はパス、シュート、ドリブルなど多方面に渡り実力を出していた。
それ以外にもアピールしていた多くの選手がいたが印象に残ったのはこの三人。
彼ら三人がこれからの森保JAPANにどう食い込んでくるか注目である。
続いては課題。
一つ目は連係・連動性の部分が乏しかったこと。
例えば、攻撃時自分たちがボールを保持してるときに、周りのサポートが少なくて結局奪われてしまうシーンがこの二試合多かった。
特に最初のカメルーン戦が多かった。
例えば、大迫にボールが収まったときに、堂安や南野らのサポートが少し遅く奪われてしまうシーンが多かった。
また、伊東純也とかがサイド突破してクロスをあげても中に入る選手が少なかったりと得点が入らなかった原因は多くある。
2つ目は守備時のプレスがあんまりハマっていなかったこと。
カメルーン戦もコートジボワール戦も前線がプレスをかけるのはいいんだけど後ろの選手達が連動していないので、なかなかハマらず回避されるシーンが目立った。
もし、本当にプレスをかけるのであればしっかり、間延びせずコンパクトで連動しないと世界レベルではあっという間に失点を招く。
ただ、この2つの課題は今回準備期間も短いため、余地はある。
解決方法は沢山ある。技術を磨くのか、人を変えるのか、戦術を見直すのか等やり方は幾らでもある。
ただ、クラブチームと違って代表戦は時間が一時的なものだし事情により選手も変わる。
そう考えると解決方法も限られてくるが、そこは森保監督の手腕に期待したい。
11月シリーズやるのであれば今回の二試合からどのように修正・発展したのかを注目しても面白いと思う。